お宮詣りとは赤ちゃんが生まれて初めて生まれた土地の守り神様である
産土神様に参拝する行事をさします。
お宮詣りのことをうぶすなまいり(…産土参り)とも言います。
初宮参り、初宮詣(はつみやまいり、はつみやもうで)などと呼ぶこともあります。
お宮詣りと氏神様
氏神様とは、住んでいる土地の人々を守っている神様のことをいいます。
産土神(うぶすながみ)とも呼ばれます。
※【産土神】 | =うぶすながみ。 生まれた土地の守り神のことをさします。 |
※【産土参り】 | =うぶすなまいり。 生まれた土地の守神にお参りすることをさします。 |
お宮詣りと水天宮について
赤ちゃんの誕生を祝い、健康と長寿を祈る儀式をお宮詣りと言います。
上記で述べたように、赤ちゃんが生まれた土地の守り神である産土神様にお参りするのが一般的なのですが、
このお宮詣りの際に、お母さんの安産のお礼参りも兼ねてお参りをする風習もあります。
安産の神様といえば水天宮が良く知られていますね。
水天宮には安産、子育ての神様という信仰があるため、全国各地の水天宮に安産のお礼と、
赤ちゃんの健やかな成長を祈るお宮詣りを合わせて一緒にお参りする風習があります。
お宮詣りの時期
赤ちゃんが生まれて初めてのお参りです。正式なお宮詣り作法では父方の祖母が赤ちゃんをだっこするのですが、
今は両親と赤ちゃんだけの3人のお参りも多いようです。
下記ではお宮詣りの時期や服装、着物などについても説明をします。
お宮詣りとは
生後1ヵ月頃の都合の良い日を選んでお子さんの誕生を祝い、健康と長寿を祈る儀式をお宮詣りと言います。
お宮詣りに行く時期
正式には男の子は生後31日目、女の子は生後32日目ですが、天候や休日等の都合に合わせれば良いでしょう。
赤ちゃんやお母さんの体調と相談して、良い日を選んで下さい。
◆備考◆
地方によってもしきたりが異なります。
特別に大袈裟に考えずに、家族皆で近くの神社(氏神様)に、赤ちゃんと一緒にお参りし、健康と長寿を祈る儀式と考えて下さい。[男の子は生後31日目]
[女の子は生後32日目]お宮詣りの時期は、正式には男の子は生後31日目、女の子は生後32日目とされていますが、これらにこだわらずに柔軟に考えて下さい。
例えば昨年(2013年)お宮詣りをした筆者の親族の例(関東地区)では、
お宮詣りは生後1ヶ月を過ぎてから、生後2ヶ月までの間の土日のうち、
お日柄の良い日を選んで、赤ちゃんと両親と両家の祖父母とで神社にお参りをしました。
このように「時期」に関しては柔軟に考えて良いでしょう。
土日を選んだのは赤ちゃんの父親の仕事の都合です。
平日でももちろん構いません。
赤ちゃんやお母さんの健康に配慮し、お天気の良い日なら、なお良いですね。
お宮詣りはいつまで?
お宮詣りを生後何ヶ月までにしなくてはならないという決まりはありません。
赤ちゃんとママの体調を優先して日取りを決めます。
また真夏の暑い時期を避けたり、冬生まれの子は冬場の厳寒期を避けたりずらしたりすることもあります。
ご家族で良く話し合って生後六ヶ月くらいまでの間にお参りしましょう。
お宮詣りと春・夏・秋・冬
お宮詣りの季節(春・夏・秋・冬)に決まりはありません。
しかし例えば真夏の猛暑日、あるいは真冬の厳寒期にお宮詣りをするのは
赤ちゃんにとってもお母さんにとっても身体に負担がかかります。
暑さや寒さが特に厳しを避けたり、時期をずらしても良いのです。
北海道や新潟の雪深い地域などでは厳寒期を避けお宮詣りをずらすことも多いようです。
お宮詣りと大安
最近は六曜(大安・仏滅などのお日柄)を気にせず赤ちゃんやママの体調や、
赤ちゃんの両親(および祖父母)の仕事がお休みの日を選んでお宮詣りをするご家族が多いのですが、
お日柄にこだわり、大安の日にお宮詣りをするご家族もいらっしゃいます。
お日柄としては、大安はもちろん最良の日ですが、他に友引、先勝の日の午前、
先負の日の午後などが好まれます。
お宮詣りの際に神社から歯固めの石を頂いてこられてはいかがでしょうか。